ペットロス症候群とは?
ペットロス症候群はどんな症状?
家族や友人がペットロス症候群?!対応はどうしたらいいの?
ペットロス症候群の克服への4つの段階とは?
ペットロス症候群克服への4つの段階
〈1.否定期〉
〈2.絶望期〉
〈3.受容期〉
〈4.回復期〉
ペットロス症候群になってしまう原因とは…
克服への4つの段階から見る考えられる原因?
〈1.否定期〉から抜け出せない
〈3.受容期〉から抜け出せない
ペットロス症候群から立ち直るための3つのポイント
1.悲しむことを抑え込まない
2.現実と向き合うこと
3.専門の機関を利用する
悲しみを一人で抱え込まないことが大切
ペットロス症候群とは?

最近ではペットロス症候群という言葉を耳にすることが増えてきました。ペットと言っても大切な家族の一員だと思います。そんなペットとのお別れはとてもつらいことですよね。

【ペットロス症候群】とは、そのペットが居なくなってしまったことにより精神的にはもちろんですが、身体的にも起こる症状のことで、ペットロスの一つと言われています。

では、このペットロス症候群について詳しく見ていきましょう。

ペットロス症候群 |お役立ち情報|堺市堺区の加藤内科みなとクリニック

ペットロス症候群

ペットロス症候群はどんな症状?

ペットロス症候群とは、どのような症状がみられるのでしょうか?考えられる症状をご紹介していきます。

〈ペットロスの主な症状〉
・不眠
・情緒不安定
・無気力・虚脱感
・疲労感
・食欲不振
・うつ病…など

以上が【ペットロス】の症状にあげられますが、ペットを失ってしまった状況も様々だと思います。死別、失踪、他のご家庭に引き取られるなど…それに伴い症状も様々だと言われています。家族との別れはつらく、悲しみに襲われこのような症状がでても、おかしいことではありません。しかし上記の症状が、

・日常生活に支障が出てしまう
・この症状か自分では抜け出せるとは思えない
・1カ月以上この状態が続いている

などが見られる場合【ペットロス症候群】の可能性があります。一人で悩まずに早めに専門医の先生に相談し診断してもらいましょう。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

1.ペットロス・ペットロス症候群とは?

ペットロス/グリーフカウンセリング | Ataraxia -アタラクシア-

ペットロスとは

家族や友人がペットロス症候群?!対応はどうしたらいいの?

ペットとの別れを経験し、つらい思いをされていて苦しんでいる方が身近に居たらどうしたらよいのでしょうか?そういう時は、まず【話を聞く】ということを心がけてみましょう。

「え?ハムスターくらいで大げさだよ。」
「あなたがそんなに悲しんでたら、亡くなった子だって浮かばれないよ。」
「また他の犬飼えばいいじゃない。」
「そのうち、居なくなったことに慣れるよ。」

相手を思って元気づけようと出てしまいそうな言葉かもしれませんが、逆に深く傷つけてしまいペットロス症候群を悪化させてしまう可能性があります。ペットだから…犬や猫じゃないから…そこまで悲しいのはちょっと異常じゃない?なんてことはありません。

うさぎや小鳥、ハムスターなどエキゾチックアニマル、魚や昆虫、どんな種類のペットでも大切な家族の一員です。小さければ辛さや悲しみも小さいという訳では無いですし、他の方からすれば感情がほとんど読み取れないと思う生き物でも大事な家族なのです。

もし相談してきた相手が小さなお子さんだったとしても、子供だから…というわけではなく、お子さんの話や気持ちを聞いてあげて下さい。

一緒に暮らしていた家族を失ってしまったことに対して、頭ではわかっていても気持ちの整理はそう簡単には出来ません。相手が小さい子供であれば、なおさら死や別れを受け入れることは難しいと思います。悲しい気持ちやつらい気持ちを話して受け止めてもらうことによって、本人の気持ちも少しずつ整理されていき、少しずつ落ち着いてくると思います。話を聞き、苦しみを理解し共感してあげることが重要です。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

5.ペットロスで苦しんでいる方への接し方

ペットロス症候群の克服への4つの段階とは?
ペットロス症候群克服への4つの段階

ペットをと何らかの理由でお別れしなければならないというのは、いつかは訪れるであろうことがわかっていたとしても耐え難いものです。ペットと言っても大切な家族です。愛するものを失ったこの深い悲しみから立ち直るには、4つの段階があると言われています。

ではこの深い悲しみから立ち直るための道のりを一つずつ見ていきましょう。

〈1.否定期〉

大切なペットを失ってしまうことによるショックのあまりに、「そんなはずは…」と現実を受け入れることが出来ず、心が麻痺してしまっているような状態と言われています。無気力状態に陥ってしまう方やパニック状態になってしまうという方もいるようです。

現実を受け入れることが出来ないので、悲しい、つらいなどの感情もこの時はまだ実感がなく、感情も麻痺してしまっているような状態ともいえます。

グリーフワーク | 医療法人板倉医院

第1段階:ショック期

〈2.絶望期〉

頭では失ってしまったことをわかっているつもりですが、まだその事実を受け止められるという状態ではない段階です。自分だけが不幸に感じてしまったり、ペットの死や居なくなってしまった原因を他の誰かのせいにして、責めてしまったりなどの感情が繰り返し現れたり、深い悲しみにより涙にくれる日々が続いたりする時期と言われています。

また、今まで通りペットのご飯の支度をしたり、見当たらないので探してみたりと、ペットがまだいるかのように錯覚し、ペットがいた頃に行っていた世話や習慣などの行動をしてしまうということも、あるようです。

グリーフワーク | 医療法人板倉医院

第2段階:喪失期

〈3.受容期〉

〈絶望期〉でどんなに泣いても探しても、もう帰っては来ない、失ってしまったという現実を受け止められるようになる時期です。しかし、ペットを失ってしまった事の原因を自分に向け「もっとこうしていれば…」「あの時、なんでこうしてあげられなかったんだろう…」など自責の念にとらわれ、自分の存在価値や考え方などを失いやす時期だといわれています。

また、自分の中に閉じこもってしまいやすく、周りにも関心や興味がなくなってしまい、この時期にうつ状態になってしまう方もいるようです。

グリーフワーク | 医療法人板倉医院

第3段階:閉じこもり期

〈4.回復期〉

ペットが居なくなってしまったという現実としてしっかり受け止めて、それを乗り越えていく時期です。大事な家族を失ってしまったというのは、この先も変わることのない事実です。ですので、家族が居なくなってしまったことに対する寂しさや悲しみが、全く無くなるということはないと思います。

しかし、その悲しみや寂しさ、つらさをきちんと受け止めながらも徐々に回復していき、そして乗り越えていきます。

回復期になると、悲しくなったりつらいと感じることもなく、懐かしい、優しい気持ちでペットとの楽しい思い出も思い返すことが出来る時期だとも言われています。

グリーフワーク | 医療法人板倉医院

第4段階:再生期

ペットロス症候群になってしまう原因とは…
克服への4つの段階から見る考えられる原因?

克服するために通らなければならない4つの段階について上記でご紹介させていただきましたが、この中のどこかの段階で立ち止まってしまい、抜け出せないままでいるとペットロスの症状が長く続いてしまい【ペットロス症候群】の原因のひとつになってしまう可能性もあります。

では、【ペットロス症候群】で悩んでいる方の多くはどの段階で立ち止まってしまうのでしょうか?

〈1.否定期〉から抜け出せない

最初はどんな人でも否定の感情はあると思います。愛するものを失った時、誰もが通過しうるものです。しかし、ペットを失ってしまったという事実を直視出来ず、受け入れられないままペットを失ったことに向き合わないでいると、そこから進めなくなってしまうため、いつまでもつらく悲しい気持ちが続いてしまいます。

失ったという事実を受け入れるという事は、もう居ないという事、そしてもう戻って来ないんだと認識しなければならないため、そう簡単には受け止められませんよね。しかし、一歩踏み出さなければつらい気持ちから先に進むことも出来ないのです。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

?.否認で止まっている

〈3.受容期〉から抜け出せない

この受容期から抜け出せないというのは、ペットロスを長引かせる原因として一番多いと言われ、それによりペットロス症候群の原因にもなりかねません。また、うつ病なども同時に引き起こしかねません。

大切な家族を失うということを認識すると、色々と後悔してしまうことはあると思います。他の方から見れば十分な対応だったとしても「私がこうしていれば…」「他の方法があったのではないか…」と後悔ばかりが襲ってくると思います。

そこに長い間陥ってしまうと立ち直るのにも、かなり時間がかかってしまうと思います。後悔に押しつぶされそうになる時もあると思いますが、少しずつでも前を向いていくということが大切なのです。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

?.絶望で止まっている

ペットロス症候群から立ち直るための3つのポイント
1.悲しむことを抑え込まない

家族を失ったことへの悲しみは何もおかしいことではありません。しかし、「私が泣いていたらあの子が心配してしまうのではないか?」「私がしっかりしなければ!」などと考えてしまい、普段と変わらないように無理をしてしまう方もいらっしゃると思います。

これはあまり良いとは言い切れません。自分の中にこの悲しみやつらさを押し込んでしまうと、その気持ちは解消されることもなく少しずつあなたの心を傷つけていきます。なので、感情を抑え込まずに誰かに話しを聞いてもらい、そのつらい気持ちを少しずつ解消していきましょう。

また、「ペットが死んだくらいで…」と考える方もいらっしゃいます。そう言われてしまうと、話したくても話す気が無くなってしまいますよね。なので、一緒にペットを飼っていた家族やペット仲間など、理解のある方とお話ししてみるのがいいと思います。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

?.絶望⇒受容・回復に進むために

2.現実と向き合うこと

現実はつらく受け止めることは簡単ではないと思います。しかし、悲しみを癒すためには失ってしまったことを認めて受け入れなければなりません。わかっていても認めるのは大変だと思います。そこで気持ちを整理するための方法をいくつかご紹介していきます。

〈気持ちを整理するための方法〉
・お葬式やお別れ会などを行う
・遺品の整理
・思い出の場所や写真を過剰に避けない
・失ってしまった子へ手紙を書いてみる…など

お見送りをするという役割もありますが、失ってしまったことに対してしっかり向き合うという役割もあります。現実と向き合う事になるので避けがちですが、きちんとお見送りをするためにも、気持ちを整理するためにも行ってみてはいかがでしょうか。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

?.否認⇒絶望へ進むために

3.専門の機関を利用する

愛するペット失って、ショックや悲しみがあるのは誰にでも起こることであり病気や異常なことではありません。ただ、その悲しみやつらさが上記の症状の所にもありますが、数カ月続く・日常生活に支障が出る・自分では受け止めきれない、などの場合はペットロス症候群やそのまま放置しておくとうつ病などの可能性も出てきますので、我慢せずにカウンセリングや精神科・心療内科の先生に相談しましょう。

治療については、特効薬というのは無いそうなので薬は基本的には無いそうですが、あまりに悲しみがひどく、日常生活に支障をきたす場合は本人と相談のうえ、一時的な使用もあるようです。

ペットロス症候群の症状と克服法|大切な犬や猫を失った時

6.精神科・心療内科を受診した方が良いのはどんな時?

悲しみを一人で抱え込まないことが大切

家族を失って悲しいのは病気でも異常でもありません。大切な家族を失ったのですから悲しいのは当然です。ですが、塞ぎ込んでしまうとその悲しさは解消されないままです。そしてペットロス症候群の引き金にもなってしまいます。

何年も前に愛ハムスターと愛犬を亡くした私自身、いまだに後悔することもあります。「私のもとへ来て幸せだったのかな?」「あの時違う治療ならもっと長く生きられたのかな…」など。気持ちを閉じ込めてしまう時期もありました。治療とまではいきませんでしたが、周りに話を聞いてもらい自分の気持ちも整理して、今では一緒にいられた時間に、その子たちに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

うさぎやハムスターなど小動物も犬や猫も、どんな生き物でも大切な家族の一員です。一人で悲しみを乗り越えようとせず、思い出すのも今はつらいかもしれませんが、誰かに大切な家族の話をしてみてはいかがでしょうか?その子との楽しい思い出もたくさんあると思います。

また、自分では自分の感情がとても手に負える状態ではないのであれば、カウンセリングや精神科・心療内科の先生に相談してみましょう。